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「山崎蒸溜所・大阪繁盛店視察に関するレポート」山崎蒸溜所見学研修チーム

こんには。銀座北ブロックリーダー柳直隆よりレポートをあげさせて頂きます。

1 場所
山崎蒸溜所 及び 大阪府梅田,曾根崎付近の繁華街
〒618-0001 大阪府三島郡 島本町山崎5-2-1

2 内容
SUNTORY山崎蒸溜所 施設見学
ブレンダーによる5大ウイスキーセミナー
大阪府繁華街に於ける繁盛店視察、業務調査

3 行程
2015年7月14日(火)~15日(水) 14日(火)
09:50集合 のぞみ221便ホーム
10:00出発
12:17京都駅着
12:40京都駅発
13:30山崎蒸溜所着
 ~16:00山崎蒸溜所見学、5大ウイスキーセミナー
16:15山崎蒸溜所発
17:15ホテル着チェックイン(ホテルグランヴィア大阪2
17:45ホテル発
18:00夕食兼業務調査
 ~Bar視察 ORANGE, The Bar(リッツカールトン大阪), フィナンシェ
22:00初日(14日)解散
15日(水)
11:00業務調査WWW.Wにて
12:30自由行動
16:50業務調査 お初天神裏参道内 肉や萬野にて
 ~Bar Juniper,サンボア
20:03新大阪発
22:33東京駅着
 ~全行程終了 解散




4 所感
夏の盛りにはまだ幾許かの時間はあったものの、梅雨の最中の晴れ間の中、恵まれすぎた天候のもと、無事に出発することが出来ました。
本行程に於いてはSUNTORY様に多大なるご協力を頂戴いたしました事、何よりも先ず感謝申し上げさせて頂きたく存じますとともに、運営部を初め、銀座北エリアのスタッフに於いては急なシフト変更と留守の間を確りと守って頂きました事、この場をお借りして御礼申し上げます。
この度の研修、私にとって初めての山崎蒸溜所見学であると同時に、大阪そのものにつきましても初めての訪問でございました。
責任店舗の内にWHISKY-Sが含まれることも相俟って、大変に有意義なものであり、また当然有意義なものにしなければならぬといった些かの使命感を持って臨ませて頂きました。
仔細もらさず吸収し、以て向後の営業に際して、実体験に基づいた、よりリアリティのある言葉でお客様にお伝えせんが為に己の知見を深めようとの想いがございました。
初日、大阪に着いてより、まず早速本研修の第一義でありますSUNTORY山崎蒸溜所を見学させて頂いたわけでありますが、これまでに蒸溜所自体については訪れた経験が無いわけではございませんでしたので、“蒸溜所”そのものについては特段の所感も感じえないのではないかと思っておりました。
およそ蒸留所とよばれる処の設備に関しましては、同SUNTORY様白州蒸留所あるいはKIRIN様の所有されております富士御殿場蒸留所を見学させて頂いた経験から、ある程度の知見はもっていたわけではございます。
ところが、同施設に到着し、いざ見学といった段になりますと矢張り現場の力といったものでしょうか、あるいは本邦最古の蒸溜所として歴史にも裏打ちされた威厳によるものでしょうか、大変に感慨の深さを感じる事となりました。
最古と言えど、昨今の国産ウイスキー市場を如実に反映してか、最新のポットスチル(蒸溜窯)の投入もあり、古めかしさを感じるほどには草臥れてもおりませんでした。
国産ウイスキーの嚆矢たる鳥居信治郎氏の取組よりこの方、日本に於けるウイスキーづくりの最前線にて絶えず稼働されている事を鑑みれば当然と言えば当然の事ではございます。
スコットランドから輸入されたウイスキーづくりのノウハウをもって臨みながら、同施設との最大の差異と致しまして、複数器所有している蒸溜窯の形状による原酒の作り分け、また、それらを複数種の樽で熟成させる事により100種を超える熟成原酒を作り得ることが挙げられます。
樽の形状や樽材によって異なる味わいを持つ原酒を同一の蒸溜所で抱える事の意義は、本場スコットランドの様に同一国内に散在する蒸溜所間での原酒の取引の望めない日本に於いて、多大であると言うことが出来ます。
蒸溜所内見学の後にはブレンダーによる5大ウイスキーの飲み比べセミナーもございました。
これまでに持っていたそれぞれに対する知識、印象を大きく変えるものではございませんでしたが、改めて一時に試飲し、飲み比べることによりましては、それぞれの地でのウイスキーづくりの背景や地理的因果に思いを馳せる事となり、ウイスキーづくりとは単なる蒸留酒づくりの域を超えた文化であると考えさせられるものでありました。
その後、宿泊施設としてホテルグランヴィア大阪にチェックインし、同17:50には夕食も兼ね、業務調査へと赴きました。
まずはORANGEなる飲食店にて本日の主たる食事を供し、終えてよりリッツカールトンホテル内常設Bar「The Bar」、CAFÉ Bar「フィナンシェ」にて勉強してまいりました。
これによりましてはいかなる立地、いかなるハードを持ってしても、ソフト、すなわち接客にこそ飲食業に於いては最も重きを置かれるものであると同時に、それによる処の当然の帰結として最も重きを置くべきであると再認識させられる経験となりました。
兼ねてより日比谷Barに於いては膾炙されております「人が商品」である事の重要性、意義とはすなはち「独自資源」に結びつくものであるとの由、肝に銘じたく存じます。
店舗での営業に於ける自らの接客を顧み、自らのサービスによって顧客との関係性構築を果たしてまいりますと共に、自身のエリア全体にその影響の輪を広げてまいります。
2日目は、朝食に「WWW.W(フォーダブリュー)」、夕食を兼ねた業務調査と致しましてお初天神裏参道内「萬野」に訪れてまいりました。
大阪屈指の商業施設の中にある「WWW.W」は、昼前でありながら女性客や家族連れが複数見受けられ、勢いを感じる店内でございましたが、特筆すべきは同店への入店に際して、その構造上否が応でもSUNTORYの樽材加工製品の展示販売所を通らねば入店できないところにあります。
樽材を加工して作られる机や椅子などの様々な工芸品は目を引くものばかりで、労せずとも自社のCSRの一環である取り組みをPRできる構造的戦略を垣間見ることが出来ました。
次に自由行動を挟んでの夕食「にくや萬野」でございますが、個店としての同店よりも、同店の位置するこの通りに、広告宣伝に於ける戦略を十分に感じさせるものがありました。
“お初天神裏参道”とは、もとは照明すら乏しい路地裏とも言うべき立地に、オーナーを異にする12店舗が同日に一斉オープンした事で話題になった地であるとの事でありますが、これによりうらぶれた通りが、大阪を代表する勢いのある名店が挙って参加している通りとなり、大阪内外からの目を集める結果となったわけであります。
無駄な経費をかけずとも賢く宣伝する一つの手法として非常に興味深く感じました。
大阪繁盛店視察及業務調査の最後と致しまして「Bar Juniper」にもいってまいりました。
店主のこだわりを感じさせるバックバーや佇まいではございましたが、店内装飾や取り扱うものにいくら拘ろうとも、サービスがおざなりとなってしまってはお客様の心に響くものは少なく、利他の精神に基づいた顧客作りや顧客との関係性構築を是とする日比谷Barのマインドこそ私の立ち返るべきところであるとの思いを新たに致しました。












5 最後に
本研修での様々な経験を通じて、業種に依らず、働く上で最も大切なものは「人の思い」であると言う事を感じる事となりました。
アテンドしてくださったSUNTORY様の仕事を超えたお心遣いや繁盛店視察に於ける若い女性スタッフの真心を感じる接客に触れ心を動かされることのある中で、長く経験を積んでいるであろう中年スタッフやサービスマンの模範となるホテル施設就業者の心無いサービスにも接し、自己のサービスを振り返る大変に良い機会となりました。
ご来店いただくすべてのお客様に対して「一期一会」の精神でもって接しながらも、末永い関係性を構築することの出来る様、利他の体現者として気を引き締めねばと思う結果となりました。

最後になりましたが、この度は貴重な機会を賜りました事、改めて厚く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。経験をサービスに活かしながら、より多くの顧客づくりに結びつけてまいります事をお約束し、本レポートの結びとさせて頂きます。