第3話【こちら編酒部】ホット・ドラム
〜寒い夜の駆けつけ一杯〜
マティーニ、マンハッタンと有名なカクテルで始まりましたこのコーナー。
今回はちょっと知られてない...かなと思うカクテル。
私も年に2〜3回くらいしか作る機会がないです。
が、しかし、ひと肌恋しいこの時期でしかあまり飲む機会もないと思いますので、
是非お試しください。
ドランブイ(スコットランドのハーブ酒)
お湯
シナモンスティック
※レモンジュースやオレンジスライスを入れたりもします。
で作られるとてもシンプルなホットカクテル。
寒~い夜には、体も心も暖かくしてくれる、
そんな優しい甘さとハーブの癒しを愉しめるカクテルです。
また寝る前のナイトキャップとして飲むのもいいですね。
ドランブイとは、スコッチウイスキーにハーブや蜂蜜、
スパイスを入れて作られたハーブリキュールです。
リキュールとは言ってますが、
ベースはウイスキーなので度数は40度です。
ウイスキーの風味が苦手な方でも、
このドランブイのソーダ割り(ハイボールスタイル)に
オレンジピールを入れるだけで美味しく飲めたりもします。
もともとはスコットランドの王家に代々伝わる秘伝のお酒。
それが後に王家に尽くしてくれた家来に褒美としてその秘伝の製法が伝えられて
20,21世紀と激動の世紀を経てなお愛され続けている,
Barには欠かせないそんなお酒なのです。
実はこのドランブイ、波瀾万丈、紆余曲折なストーリーをもっているのですが…
それは、また別のハナシ。
さぁ、今夜はドランブイでもどうですか?
NO COCKTAIL NO LIFE〜♪