ニュース

【プロデューサーのヒトリゴト】16.自家製ビールの件(前編)

こんにちは
新しいコト ダイスキー Amazonダイスキー
日比谷Barのプロデューサーをしております「H」と申します。

私は家での晩酌ではいろいろなお酒を嗜むのですが、そんな中でもビールは外せないアイテムのひとつですね。

ということで
今日は手作りビール(1%未満)に挑戦してみたいと思います。

ビール愛好家の方であれば、一度くらい「ビールを自分で作ってみたい」と思ったことがあるのではないでしょうか?

でも、日本では法律で禁止されているという話も聞いたことがあるし、ちょっと不安......。

日本では、1%以上のお酒の醸造は認められていないため、国税庁ホームページにもこのような記載があります。

酒類を製造する場合には税務署長の免許が必要となります。
酒類とは、酒税法上、アルコール分1度以上の飲料(薄めてアルコール分1度以上の飲料とすることのできるもの又は溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含みます。)をいい、当該製品により製造されたものがアルコール分1度以上の飲料となる場合は、酒類製造免許が必要になります。

手作りビールに挑戦する際には、キットを購入した上でしっかりと説明書を読み、1%未満になるよう、アルコール度数に十分注意してください。

難しそうに見えるビール造りですが、意外にも手順は簡単!!
以下では、ビールの作り方をざっくりと説明していきます!


まずは発酵用のタンクを用意します。
これは10リットル入るタイプで、注ぎ口(バルブ)が付いていると便利です。


そしてビールの素(モルトエクトラクト)です。
今日はホップの苦味と香りが強めな「ブラックロック」のペールエールをチョイスしました。


そして空瓶(20本くらい)、王冠、打栓機、アルコールスプレーを用意します。


まずは発酵タンクをきれいに洗浄し乾かした後にアルコールで殺菌します。
ビール造りに雑菌は天敵なのです。


まずは大きな鍋で2ℓのお湯を沸かします。


その間にビールの素を缶切りで開けておきます。
見た目はピーナッツバターのようで黒蜜のような、なんともいえない甘い香りがします。


一緒に同封されている粉末はビール醸造用のイーストです。





そうこうしている間にお湯が沸騰してきましたので、火を止めて、ビールの素を加えてよく溶かします。
(焦げ付かないように注意してください)

ビールの素を溶かしたものをタンクに注ぎます。
決められた量(8リットル)になるまで水を注ぎ、26℃程度まで冷まします。


液温が26℃程度になったら、タンクにイーストを振りかけます。


フタをしっかり閉めてこれで第1段階は終了です。
(簡単ですね!)
タンクの温度が20〜28℃(20〜24℃が最適)になるようにして、このまま7〜10日間くらい発酵させます。


半日くらい置いておいただけで既にイーストくんが発酵を始め、液の表面が泡で埋まりました!


あんまり開け閉めすると雑菌が入ってしまいますのでフタをしっかり閉めてシールで止めました。


発酵が終わるまでこの状態をキープいたします。
どんなビールに仕上がるか楽しみです!

(中編へ続く)









【→バックナンバーはコチラ】

【→バーテンダーズブログ一覧へ】


このエントリーをはてなブックマークに追加