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【おもろいやん!日比谷Bar】第5話 日比谷Bar研修

第5話 日比谷Bar研修

どうもお世話になっております、八木高司です。
アルバイトでも社員と同様に扱ってもらえると嬉しいもので、
どんどんのめり込んでいく訳です…



まだボーヴォワールで働いている頃です。
夜の出勤も増やしてもらい、
学びたかったドリンクの作り方も教えてもらってました。

8月だったと思うが、
ある日オーナーから日曜日を空けておくように言われた。

その日はオーナーが以前働いていたお店のスタッフが
技能を競い合う大会を開くという。

そうです、カクテルコンペです。

オーナーはコンペの審査委員役で呼ばれており、
ボーヴォワールのスタッフも一人出場するから同行することになった。
なんで他社のスタッフなのに出場できるのか?と思いましたけどね。

向かった先は日比谷Barの新宿店。

当時の私と変わらない年頃のスタッフは
20~30名ぐらいいたのかな?
会場は熱気に包まれていた。
とはいえ、
当時の日比谷Barカクテルコンペティションは
身内だけの大会。
スタッフの彼女や家族が見に来るぐらいで、
基本的には社内の人間だけです。
最近のカクテルコンペとは規模が違って、
小さいことから店舗でやってました。
その分、ギャラリーとの距離が近いため、
身内だけなのに緊張はするんですよ。
1年に1度の大会ということで、一丁らに身を包み、
各自練習を積み重ねて技能を競い合います。

出場者の中に一人だけ、
他社の人間が紛れ込んでます。
そうですボーヴォワールのスタッフです。
彼は私より1歳下なんですが、
先に入った先輩で当時から仕事ができる男でした。
さっぱりした性格ですが、
頭の回転も早くて賢かった。
その男が本職のバーテンダーと遜色なく、
堂々とカクテルを作り上げます。
カッコイイー・・・俺もやってみたい、
出てみたいと思ったのです。

その夜、オーナーの奢りで晩ご飯を食べながら、
私も出てみたいですと言ってみたら即決でした。

しかし今の技術力では恥を描くだけです。
その先輩スタッフは日比谷Barの本店に
週1通って研修を受けて練習したという。
私も同様、日比谷Barへの研修を希望して、
オーナーからお願いをしてもらいました。
そんな訳で本店の研修を想像していたのですが、
指示されたのは渋谷店。


田舎者の私は日比谷、有楽町のことも知りませんでしたが、
渋谷という街も知りません。
研修前日だったか、
オーナーと一緒に挨拶がてら営業を見に行きました。
想像よりもかっこいいお店、ワクワク感が止まりません。

そこで紹介して頂いたのはO野寺店長。
スマートな佇まい、
そうだあのコンペの時に白いスーツを着てた人だ。
この人に明日から教えて貰えるんだ、このお店で働けるんだ。
居酒屋さんとは違うぞ、緊張するだろうな。
そんな気持ちで研修に向かうのでした。

今日はここまで。




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