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【おもろいやん!日比谷Bar】第12話 軽井沢の合宿

毎度お世話になっております、八木高司です。

年末にカクテルコンペの実行委員長を勢い余って立候補してしまったのは良いんですが。

当時の日比谷Barは出店ラッシュが続いていました。
多い時で1年で3~4店舗ぐらいオープンさせていました。
新宿○号店、銀座○号店と数字の付いたお店を開けていたのですが、当時の私達のような立場だと何で「○号店」と言うようなチェーン店バリバリの名前にするんだろうか?と疑問でしようがなかった。
カッコ悪いなぁと感じていたのですが、あるタイミングで上司に聞いたことがあります。

まだ世間では日比谷Barという名前が認知されていない(今でもか?)から、
日比谷Barというお店が何軒もあるという安心感を持って頂くために立地名の後に「○号店」と付けているという話でした。
日比谷Barって何店舗もお店があるんだと認知して貰えるようにしたんですね。

それはともかく、出店、また出店という慌ただしい時期でした。

そんな時、年末に絞られたK村部長から研修合宿の打診がありました。
毎年2~3名のスタッフを受講させるのが恒例だったようで、主要な先輩方は皆さん受けてました。
軽井沢まで行って、ホテルのようなところで2泊3日缶詰状態になって勉強しまくるらしい。
受講した人間は、みんな頭が良くなって帰ってくるらしいのです。店長の登竜門と言ったところでしょうか?
実はこの研修、以前の職場に働いていた仲間も受講していた。
その時私は受講する機会に恵まれていなかったようで、日比谷Barに移籍してから初めて受けられることとなった。




一緒に受講することになったのは、
年下だけど先輩のS山君と年上だけど後輩的なY村さんと私の3名。

出発前に私がトラブルに遭って、
一人だけ遅れて軽井沢に到着するという災難はありましたけど研修開始。

講師はK松田先生という方でして、
ディズニーランドの運営会社であるオリエンタルランドにいらっしゃった。

主にホスピタリティーをメインにした研修をされており、私たちが受けたのはマネージャークラスのカリキュラムだった。
私達以外にも、大手企業からも数名参加されており、その方々と一緒になって座学だけでなく、ディスカッションもやった。
違う環境で育った方達との研修はとても良い刺激になったと思う。
一緒に参加した3名のスタッフは、理想的なマネージャー像を明日からの業務に掲げ帰路に着きました。

それから1週間ぐらいでしょうか、
研修という名の注射がよく効いており、
仕事への向き合い方が変わります。

今までとは違います。
やりたい事がいっぱいあります。
とはいえ、2週間過ぎると
ゆっくりと効き目が薄れてきます。
いつもの自分になって行くのです。

ここが私のダメな所なんですよねぇ。

2年目の有楽町店勤務は昨年と比較すると全然違いました。
ちょっと余裕も出ていたと思います。
その頃には店長が交代になり、新宿からM宅店長が赴任されました。

このM宅さんも前任のT中さん同様、
私達の好きなようにやらせてくれました。
お店の方も引き続き好調さは維持しておりました。

当時有楽町店には8名ぐらいまで座れる小上がりの個室というものがありました(10名ぐらい入ってる時もあったか)。
その席に常連さんがいらっしゃった時は、一緒になって飲んでいたりしたような気がする・・・

すみません、目隠しを入れさせて頂きました。怪しい人たちではございません。




現在こんなことしてたら、確実に怒られます。時効と言うことで何卒ご容赦を。
そんなことより、この軽井沢研修を終えた後にはあのカクテルコンペティションが控えている。

私の日比谷Bar生活はカクテルコンペで始まり、カクテルコンペで弾ける!?

そんな日比谷Bar人生前半戦なのです。

今日はここまで。





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